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嵐嵐停電 --- 05/05/10

1週間程前の夕方、突風を伴う強烈な夕立があった。
こちらの雨は、本気で降ってくれるとそれはそれは見事で、日本の台風の大雨警報の雨なんぞ子供の小便、量も激しさもお呼びでない。
なにせ、雨の1粒1粒が大粒で、しかもものすごい密度で降って来るので、その時に日本からのお客さん等が居合わせると、決まってその凄まじさに目が点になる。日本の大雨が.223なら、こちらの大雨は.308である。
はてさて、猛烈な突風と雷に始まり、その大粒が降り出した。

まず、最初の突風と雷の時点で停電。パターンからして長引く予感。
慌てて全てのPCの電源を落とし、雨が吹き込まないよう雨戸を閉める。
雨は、前/中/奥と3段になっている庭の芝生を潤してくれるのだが、その激しさは水やりとしては明らかに度を過ぎており、間も無く道路は冠水。
庭は対策をしてあったのでどうという事は無かったが、その間にも突風は何本もの植木の枝を明後日の方向に捻じ曲げ、お隣のカフェのパラソルの何本かをへし折り、さらに何本かをどこかへ吹っ飛ばした。南無。

ヨメが間も無く9ヶ月になるチビを抱いて、呑気に2階から降りて来て、夕食の心配をしている。(この日は訳あって食事当番が私だった)
チビは雷が鳴っても特に泣くわけでも驚くわけでもなく、その雷光をボーッと眺めていた。余裕だなこいつ。

さてと、停電や断水は何度も経験しているので、我が家のその辺への備えはなかなかであるし、実は私もヨメも、電気が無い生活には慣れているのでもーまんたいである。
明かりを確認すると、灯油ランタンが5つに予備の灯油、キャンドルランタンが1つ、懐中電灯が大4本/小2本、キャンドルランタン用の蝋燭(1つで4時間はもつ)が十数個、普通の蝋燭が何本もあった。
まあ当面困らないが、持っての移動が難しいので、一番使えない普通の蝋燭から使っていくことにしよう・・・げ!飯を炊いていた最中だった(by電気釜)のに停電だと?(結果:やや半炊け)
電気を使う器具は使えないし、いつ停電が回復するか判らないので、冷蔵庫の中のものをやっつけるべく、とりあえず灯油ランプに火を点け、夕食を味噌仕立ての鍋(byガスコンロ)と決め、肉やら野菜を容赦無く突っ込んで煮込みに入った。

間も無く雨は止んだが、電気は来ない。
2階から見ると、どうやらかなり広い範囲で停電しているらしく、陽も沈んで街全体が明かりも無く徐々に暗くなっていく。
しばらくして、かすかに望める堀の外側の電気は点いたようだが、旧市街は相変わらず真っ暗。むむ。

実は、チェンマイというと堀を連想するが、堀の内側、つまり旧市街に「住んでいる」日本人というのは非常に少ない。
理由は、景観条例のようなもののお陰で背の高い建物が建てられないので、アパートやコンド等が少ないからであろうが、とにかく知っている範囲で数えてみても、私達以外で数人にしかならない。
まあ実際にはもっといるのだろうが、在住邦人全体の割合からすれば極々少数なのは間違い無いだろう、実際に日本人の多いコンドや分譲住宅は、例外無く堀の外や郊外にある。
ともあれ、この分だと旧市街は相当部分が停電しているらしく、それら数少ない人達はどんな夜を過ごすのだろうか。

などと考え、ヨメとしょうもないことを話している内に鍋が出来上がったので、キッチンから近い大フロアのテーブルに蝋燭を何本か灯し、皿を並べ、浅漬けとビールも引っ張り出して、やや幻想的に鍋を開始。キャンプかと。
BGMを・・・と思ったら、残念ながら電気は無いのだったよそうだった。
チビは抱かれたまま、口を開けて眠っていた。全くもって余裕である。

いつもより少しだけ遅い夕食の後、戸締りを徹底し、2階のメインフロアのテーブルにランタン用キャンドルを灯し、灯油ランタンのホヤを外して保護し、寝室にはキャンドルランタンを灯し、枕元に懐中電灯を置く。
エアコンも扇風機も動かないので寝苦しいと思っていたら、格子付きの窓を数箇所開けてみると、大雨一過の涼しい澄んだ空気が入って来て、思いの外快適だった。

結局、電気が来たのは夜中の12時半、7時間程度の停電であった。
しかし! 困ったのは実は翌日だった。(続く)



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